子どもが「やる気」をなくしてしまった時は...

中学受験では途中から勉強をしなくなってしまうお子さんが、少なくありません。最初は優しく注意するものの、それが何度も続くと注意しながらつい、キツい事を言ってしまいますよね。


中学校の下調べ、進学塾の下調べ、週3回近くの送迎、家庭での勉強の管理、体調の管理、心のケア、面接の練習...。お子さんにとって、一番良い環境で学んでいけるようにと影に日向に支えてきたのですから、どうして勉強してくれないのかどう言えばちゃんと勉強してくれるのか、イライラするのはごもっともです。まして、受験が近づいてきても、なかなかエンジンがかからないのでは、よりいっそう不安になって、つい怒りっぽくなってしまうのはごく自然なことです。

しかし、「親がこんなに協力しているのだから、あなたもがんばりなさい」という気持ちで接していれば、いつまでたってもお子さんは机に向ってはくれないでしょう。

もしくは、大人しく机に向かうかもしれませんが、心の中では納得しません。お子さんは「どうして中学受験をしたいのか」が分からなくなっているのです。もしくは「中学受験に興味をなくしてしまった」のかもしれません。

そういう気持ちの時に、「お父さん、お母さんがこんなにがんばっているのに」と言うのは、お子さんの気持ちを無視して自分の意見を押し付けているだけです。


ですから、お子さんがどうしたいのか、何に迷っているのかをじっくりと聞いて、それから、どうするのがお子さんにとって一番良いのか一緒に話し合っていくことが大切です。中学1年生の4月。家族みんなが笑顔でいられるようにするには、今、何をしなければいけないのか。もう一度きちんと向き合うチャンスだと思ってください。


これが、高校受験であればお友達もがんばっている中で、自分だけ何もしないことがだんだん歯がゆくなり、受験が近づいてくれば自発的に取り組むこともあります。しかし、中学受験ではそうはいきません。受験などしなくても公立中学に通えるのですから、お子さんにとってどうしても受験しなくてはいけない理由はほとんどありません。

だからこそ、親御さんがリードしてあげる必要があります。そこが中学受験と高校受験の決定的な違いです。お子さんが勉強から離れてしまった時にはまず心を落ち着けて、お子さんの声に耳を傾けてください。そこから、突破口が開けるはずです。

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